宮崎県・島浦島上陸!漁業の島を半日観光 日本一のサンゴを目指して歩く|2015 旅行記

旅の思い出

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今回は2015年「宮崎・島浦島旅行記」をお届けします。

宮崎県・島浦島上陸!

2015年8月19日、宮崎県・延岡駅へやって来ました。

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宮崎県には離島振興法の対象になっている島が3つありますが、いずれの島もそれほど知名度は高くありません。今回は3つの島の中で、最も面積が大きい島浦島に上陸します。

延岡駅からは路線バスに乗車し、船が出る浦城港に到着。

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浦城港と島浦島の間には、日豊汽船のフェリーと高速艇が運航されており、フェリーは所要時間20分・410円、高速艇は所要時間10分・460円です。

★参考:最新の時刻表と運賃★

日豊汽船時刻表(島浦~浦城間) - 延岡市公式ホームページ
島浦から浦城間のフェリーの時刻表、運賃表(平成26年4月現在)のPDFファイルです。
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8時過ぎ、島浦島・宇治港に到着しました。

高速艇が発着する中央港の様子

島への距離が近いことに加えて、フェリーと高速艇を合わせると1日15往復も船があるので、日帰りでふらっと訪れることが出来ます。私もこの日は、夕方の飛行機で東京へ帰るので、13時過ぎの高速艇で帰る予定です。

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島浦島で楽しみにしていたのが『日本一のオオスリバチサンゴ』。延岡観光協会のホームページに「浅瀬にも生息しており、素潜りで鑑賞することができる」とあったので、大きな荷物を延岡駅のロッカーに置き、シュノーケルセットと傘だけを持って、島へやって来たのでした。

しかし、オオスリバチサンゴがどこで見られるのかはいまいち分からず。GoogleMapにあった『オオスリバチサンゴの群生地』を目指すことに。

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港からすでに、水中を泳ぐ魚の姿が見えるほど海の透明度が高く、期待が高まります。

山を越えて、集落の反対に行かなければなりませんが、その道も見当たらず、しばし集落を散策。

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それから20分後にはジャングルのような道を歩いていました(笑)

日本一のサンゴを目指して歩く

道らしきものはありますが、ほとんど人が歩いていないようで、草や枝が生い茂っています。

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看板なども無く、「本当に海に着くことが出来るのか?」と、一抹の不安を抱えながらも、たまに木々の間から見える海の美しさは間違いありません。

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集落を彷徨っている時間を含めて約1時間、影ケ谷海水浴場(と思われる場所)に到着しました。

当然のことながら、ここには私と一緒に来た友人しかいません。完全なプライベートビーチ状態です。

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落ちていた花

ここから少し泳ぐと、お目当てのオオスリバチサンゴを見ることが出来るようですが、GoogleMapの情報がどこまで正しいのかも分かりません

何よりここまで歩いてもう疲れたので、結局海で泳ぐことはせず、少し休んで戻ることにしました。島浦島のオオスリバチサンゴは浅瀬で見られると言っても、ダイビングツアーに参加して見物するのが一般的なようです。

再びこの森の中へと入っていきます。

帰りは来た道を戻るだけです。

耳元では「ブーン」というアブの重低音が響き、巨大なクモの巣が行く手を阻むので、途中からは傘を差して歩いていました。

傘を歩く方向に向かって少し傾けながら差して歩くと、少なくとも顔にクモの巣が引っかかることはありません。

帰りは迷いがないので、ペースも早め。5分ほどでここまで上がって来ることが出来ました。

島のジャングルを歩く友人

そして海を出発してから約30分、何とか集落の近くまで戻ってくることが出来ました。

今回歩いた影ケ谷海水浴場へ向かう遊歩道?は、島野浦神社のそばにあります。現在はどのようになっているか分かりませんが、結構大変な探検だったことを覚えています。

漁業の島を半日観光

ここからは船の出港まで集落を散策。

ジャングルから見えた集落

島の大部分が小高い山のようになっているため、集落は中央港の周辺に密集しています。

道路は非常に狭い

江戸時代以降、参勤交代時の寄港地となったことで、様々な人が島を訪れるようになり、今なお本土とは違う方言や文化、生活習慣が残っているそうです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2015-夏-宮崎-222-1024x768.jpg です

また、島浦島の景観は、2009年に国土交通省の「島の宝100景」にも選ばれています。

車は走っていますが、主な交通手段は自転車のようです。道路も港周辺にしかないため、島に信号はなく、また島を1周する道路もありません

国勢調査より

戦後の1955年には2500人以上が住んでいたそうですが、国勢調査によると、2020年の島浦島の人口は710名

国勢調査より

島民のおよそ半数が65歳以上となっており、今後も減少が続いていくと予想されます。

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そんな島の産業は漁業!。かつては「イワシの舞う島」と呼ばれるほど、ウルメイワシ、カタクチイワシの漁が盛んだったそうです。

2020年国勢調査より

今も島民の約4割が漁業に従事しています。また古くから魚の加工(=製造業)も盛んで、煮干しやすり身、佃煮などが全国へ届けられています。

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漁協のそばを歩いていると、道端に小魚の残骸が散乱しているのを発見しました。これはいったいどういうことでしょう。

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恐らく犯人はこの子たちです。写真の奥にいる黒猫たちは、まさに今、魚を食べようとしているところ。「おさかなくわえた野良猫~」の実写版を、ここで見ることが出来ました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2015-夏-宮崎-221-1024x768.jpg です
この写真にも猫がいます

最近はメディアで「猫の島」とPRする離島が多いですが、どこ離島も沖縄でも、野良猫は多いものです。

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時間になったので、中央港から高速艇に乗船し延岡へ。半日の滞在でしたが、とても濃い時間を過ごすことが出来たので、今も思い出に残る島旅となっています。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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